2012年06月22日

子どもの視野

「よく見て!」と教わった遠い記憶・・見たつもりが見えていなくてケガしたこともある。

子供の視野と大人の視野
子供の視野が大人と違う、ということは、児童心理学者ステイナ・サンデルス(元ストックホルム大学児童心理研究所所長)が行った1960-61年の実験で明らかにされた。
それは、大人に比べて子どもの視野はとても狭いということで、大人は平行視野150度、垂直視野120度の視界が確保されているが、6歳児の視野では平行視野90度、垂直視野70度しかないというもの。
この視野の狭さのために、子どもには死角が多く、大人に見えているモノが見えていないことがあって、そのため交通事故などの危険性が高いこともわかっている。

チャイルドビジョン
子どもの視野が狭いとはどんな見え方なのか、大人が6歳児の視野を体験できる「チャイルドビジョン」という紙工作図面がある。これは、ステイナ・サンデルスの実験に基づいて、ペーパークラフト・デザイナーの寺田松雄さんが考案したメガネタイプのクラフトで、いまウェブ上の色々なサイトから設計図を入手できるようになっているので、それを作ってみた。

P8110519.jpg


今回ダウンロードはここから
チャイルドビジョンの設計図.pdf
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kodomo/shussan/nyuyoji/child_vision/files/childvision.pdf

P8110512.jpg


@チャイルドビジョンの設計図をプリント
Aボール紙に設計図を貼りつけ(設計図が動かないように両面テープで点々と貼りつけた)
Bカッターでカット
C折り線を折って組む
簡単にできた。

P8110522.jpg


チャイルドビジョン体験
覗いてみると、すぐ気がついたのが水平方向の視野の狭さ。
“横目で見ることはほぼできない”くらいの感覚になる。
さらに、垂直方向を意識すると、こりゃ〜狭い!というのが実感。
子どもは思いがけない所に頭をぶつけることがあるが、なるほど。
さらに、子どもはしばしばつまずくが、下方の視野も狭いのを実感して、つまずくのはこのためか、と感じる。

道路で歩く子供たちにどんな危険があるか、公園で遊ぶ子供にどんな危険があるか、といったことを洗い出す際にチャイルドビジョンはとても役に立つ。
そして、チャイルドビジョンを使う際には子供の身長の高さに合わせて見ることも重要だと感じた。


HONDA 歩行者としての子ども
http://www.honda.co.jp/safetyinfo/kyt/partner/partner3.html
東京都福祉保健局 東京都版チャイルドビジョン(幼児視界体験メガネ)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kodomo/shussan/nyuyoji/child_vision/index.html
特定非営利活動法人 日本こどもの安全教育総合研究所
http://www.kodomoanzen.org/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3/

posted by ラパンアジルblog at 14:55| Comment(0) | 感性工学 | 更新情報をチェックする