2013年01月24日

迅速な調査

調査で最も好ましくないことといえば、いい加減な調査ということになる。いい加減であれば、もうそれは調査の範囲にないともいえよう。
従って、事前準備に十分な時間をかけて検討したり、十分な費用もかけるといった対応がされてきた。
いい加減にならないため、人、時間、費用に対する配慮がされてきたといえよう。

しかし今は、調査部署にも速さが求められる。
ウェブ調査が普及したため、以前と比べて格段の速さで対応できる定量調査だけでなく、グループインタビュー等の定性調査にも格別の速さが求められるようになった。
なぜ、速さが求められるのか。調査結果を生かしてプロトタイプを作り、実際に市場に投入して検証する、といった商品開発や商品の軌道修正を速く回したい、という意図がある。
さらに、調査を小さく軽く速く行うことで、調査費が安くなるメリットもある。

ラパンアジルが考える「迅速な調査」への対応
迅速な調査を行うには、@オリエンテーションの精度を上げ、調査を依頼する側(クライアント)と実施する側(調査会社)の理解を確実なものにする。A質の良い適正な調査対象者の確保を迅速に行う。B調査結果を確実に生かすため、調査実施直後の結果の検討を関係者全員で即時に行う。
この3点を確実なものにすることと考えている。

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2013年01月23日

歳時アンケート

ラパンアジルは、
暮らしを彩る「歳時やイベントに関する調査」として、ウェブアンケートを行い、その一部を下記のサイトで公開しています。
http://research-lapin.seesaa.net/

◆データは、2008年ハロウィン・アンケートからクリスマス、お正月、夏休み等、最新のイベントまで公開中。

下のグラフは、2013年お正月アンケートで公開中のグラフ。回答者に、あなたは「おせち」なに派?と質問した回答を3年間で比較したグラフとなっています。
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「ラパンアジル 歳時やイベントに関する調査」のデータは、弊社の自主調査です。
◆どなたもご自由にお使いいただくことができますが、ご利用の際には下記2点のお願いをしています。
1)データ元『調査主体:株式会社ラパンアジル』の記載をお願いします。
2)掲載資料を弊社にお送りください。

◆お問い合わせは <info@lapin.co.jp> へお願いします。
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2013年01月09日

触ってわかること

触ってわかること -ユニバーサルミュージアムについて-

一般の人が「触ってわかる」という場合、手触りを指すのが普通。一方、視覚障害者が「触ってわかる」という場合のわかる範囲はより広くて深いだろう・・それは触った感触から考えたり、構築し直して考えたりするわかり方なのだと思う。
こう考えるようになったのは、ユニバーサルミュージアムの第一人者の広瀬浩二郎さんから話を聞いたのをきっかけに「ユニバーサルミュージアム」を楽しむようになったからだ。
「ユニバーサルミュージアム」では彫刻やオブジェなどいろいろな触ることができるものを展示して、触って楽しんでもらう企画を実施する。

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触ってわかるためには、「両手で静かに触る」を基本として、手のひらを使ったり、指先を使ったりして触ることだ・・目で見る場合には「パッと見てわかる」ということがあるが、触ってみるにはパッと触ってわかることは少ないので、両手で静かにゆっくり触ることになる。
一般の人が「触ってわかる」を実感するには、暗い部屋でアイマスクをして、他の人から渡された何かを触るのがいい。触っていると、だんだん形や大きさや質感や重さがわかってくる。詳しい形や構造もわかってくる。

さて、私は暗闇で手渡されたモノを触っているときに、そうか、「触ってわかる」は、石膏デッサンに近いことなのだ、と理解した。高校生時代に熱心に取り組んだデッサン・・美術室の石膏像に向かって、重心や傾きをみたり、長さや角度を測ったり・・部分を確かめ、その関係性を確かめ、時間をかけてモノを捉えようとした記憶が蘇った。

また、私は画家のデッサンが好きで・・チャンスがあれば大喜びで、ジョルジュ・スーラ、レンブラント・ファン・レイン、磯江毅のデッサンなどを見るのだが・・このような写実を極めたデッサンは写実を超えてしまい、まったくオリジナルな創造になる、ということを日頃、感じている。
丁寧に触りながら、感じたことを頭の中で構築していく「触ってわかる」過程での「想像」も、画家のデッサンのように、きっと「創造」に繋がるのだろうと感じている。

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*「触ってわかること」への理解は、ユニバーサルミュージアムの第一人者の広瀬浩二郎氏(国立民族学博物館 准教授)に教えていただいたことと、
2011年10月に国立民族学博物館で行われた公開シンポジウム「ユニバーサル・ミュージアムの理論と実践」のセッションから得たことと、
2012年3月に鳥山由子氏(日本視覚障害理科教育研究会会長・元筑波大学教授)が参加された「五感ラウンジ」のトークセッションで得たことを基礎としている。

2011/10/29-30 「ユニバーサル・ミュージアムの理論と実践」
http://www.minpaku.ac.jp/research/activity/news/rm/111029-30

2012/3/3 「五感ラウンジ」
http://www.5-lounge.com/

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2013年01月07日

2013年記事目次

2013/12/27 ■迅速な対応
2013/10/23 ■愛着がわく
2013/10/18 ■みればわかる
2013/09/26 ■観察のこと
2013/08/24 ■エスノグラフィ
2013/06/22 ■環境の魅力
2013/05/28 ■なんちゃって制服
2013/05/02 ■なんちゃって制服
2013/04/26 ■情報の優先度
2013/04/05 ■調査の対象者
2013/03/29 ■何に困っている?
2013/03/28 ■問題意識
2013/03/25 ■主体はどこか?
2013/03/15 ■商品の良さを実現する
2013/02/12 ■アスリートな生き方
2013/02/01 ■多様な人々
2013/01/24 ■迅速な調査
2013/01/24 ■UDコーディネーター
2013/01/23 ■「歳時アンケート」のご案内
2013/01/09 ■触ってわかること
2013/01/01 ■新年のご挨拶

このコラムは、フィールド調査とユーザー調査を基軸に、効率良いオーダーメイドの研究・開発支援サービスを行う、株式会社ラパンアジル 寺内美知子のコラムです。
お問い合わせ等は <info@lapin.co.jp> へお願い致します。

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2013年01月01日

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。
昨年中はお世話になりまして、ありがとうございました。
2013年が皆様に素晴らしい年となりますよう祈念しております。

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12月はじめ、公園で紅葉の木々がそれぞれの色で呼応し合う景色を見ました。

人の価値観が多様さを極め、社会が複雑さを増している今、大切なのは、複雑さ恐れず、多様な価値観を楽しむ方向へ積極的な転換を図ることだと考えます。
紅葉の木々の葉が呼応し合うように、様々な立場の人が自ら正しく主張し、各々が意見を聞き、学び合いながら進んでいく、そういう社会へ向かうよう、私たちも研究・開発支援サービスに邁進してまいります。
旧年通りご愛顧のほどよろしくお願い致します。

株式会社ラパンアジル
info@lapin.co.jp

2008年ハロウィン調査から「催事に関するウェブアンケート」を公開しています。
ウェブアンケートもご愛顧ください。


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