2013年06月22日

知らないこと

自分が知らない分野のことは、「知らない」と承知していればいいのだが、
意外に、知らないのに、知っているような気になることがあり、
これをベースに考えると、大きく間違ったことを考えてしまう。

私たちには根拠ない「思い込み」がある場合がある、という事実。
たとえば、「点字の利用について」視覚障害者の多くが点字を使っている、と思っていないか?

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点字は、駅や銀行、郵便局といった公共施設の設備によく表示されているので、利用者が多いのだろうと思いがちだが、実は、視覚障害者のうち点字を使う人は多くはない、わずか12.7%という報告がある。

これを調べるには、厚生労働省が5年に1度行っている調査「平成18年身体障害児・者分実態調査結果報告」に視覚障害者の点字習得状況があり、ここで点字識字率を知ることができる。
平成18年の報告では「点字ができる」の回答者は 12.7%だった、という事実。

これを知れば、点字があれば視覚障害者も読むことができる、ということが根拠のない「思い込み」だということに気が付く。

「知らないことはわからない」をよく知って、知らないことを調べることから始めよう。



posted by ラパンアジルblog at 21:04 | TrackBack(0) | 調査 | 更新情報をチェックする