

ナチュラルローソンが誕生したときの感想は「ロゴカラーあずき色で、無印と同じ」だった。
ロゴカラー「深緑」は高品質食品スーパーの紀ノ国屋、クイーンズ伊勢丹と重なるのだが、<高品質スーパーより無印か>というのが第一印象。
おしゃれ度という点では「深緑」が上で、素材へのこだわり度でいうと「あずき色」が上。
というものの、ナチュラルローソンは、他のコンビニに比べ高価格品が目についた。スナックやジュースでも高価格の輸入品など扱って、都市に住む高収入の30〜40代向けコンビニとみられていた。


それが、健康志向のブラン(小麦の外皮)を生地に使うブランパンシリーズを発売(2012年6月)。これが買いやすい価格でじわじわと浸透し、「朝食用にローソンでブランパンを買う」という話を聞くようになった、ちょうどその頃、低糖質ダイエット流行(ライザップの食事指導)の影響で、急に一般のブランパンへの関心が高まった。
好機到来、ブランパンは、「ナチュラルローソン」ブランドのまま「ローソン」で売られるように(2014年から)なった。