2020年08月26日

平成ネーミング-2

平成ネーミング振り返り
日本ネーミング協会の会報に寄稿した「平成ネーミングの振り返り」は、平成時代を5年ごとに区切って、気になるネーミングをノミネートしたが、こちらに書き足し再掲します。

平成6年(1994年)から平成10年(1998年)
『バブル崩壊』後の「失われた20年」の始まりに当たる5年間には、家庭用ゲーム機「セガサターン」「プレイステーション」が発売、女子高生「コギャル」が注目を集め、「プリクラ」「たまごっち」が大流行した。

プレイステーション
ソニー 1994年(平成6年)
仕事用コンピュータを「ワークステーション」と呼ぶのに対し、遊び用として「プレイステーション」の命名。縮めると「プレ捨て」になって縁起が悪いという意見もあったというが、「プレステ」は強い名前に育った。

クイックルワイパー
花王 1994年(平成6年)
忙しい主婦向けに新しい掃除の仕方を実現するという目的をもって開発された、ラクで手軽なのに効果が高い掃除道具。「クイック」に「ル」がついて、手早く能動的な掃除ができそうに感じられるネーミング。
現在の『クイックル』シリーズは、ラクラクお掃除用品として更に商品の幅を広げている。

ポケットモンスター 
ポケモン(発売時は任天堂) 1996年(平成8年)
不思議で可愛いポケットモンスターがバトルを行うRPG(ロールプレイングゲーム)。モンスターだが、恐くなくて可愛いから、略称「ポケモン」(Pokémon)の方がぴったり。

アムラー
1996年(平成8年)頃に全盛
アムラーファッションは、超ミニ、厚底ブーツ、長い茶髪、細眉、日焼けなど安室奈美恵スタイルを愛好する女の子を、安室に接尾辞「-er」をつけて呼んだもの。アムラー以前に「シャネラー」があった。また、「アムラー」後にも色々な「ラー」が登場して、マヨネーズ好きを「マヨラー」と呼ぶこともあった。最近では、カリスマホスト「ローランド」のそっくりさんが「ローランドラー」と名乗っている。


posted by ラパンアジルblog at 14:23| 商品力 | 更新情報をチェックする

平成ネーミング

平成ネーミング振り返り
日本ネーミング協会の会報に寄稿した「平成ネーミングの振り返り」は、平成時代を5年ごとに区切り、気になるネーミングをノミネートしたが、書き足りないところが残ったので、こちらで書き足し再掲します。

平成元年(1989年)から平成5年(1993年)
昭和64年1月7日 昭和天皇が崩御、1月8日に平成と改元された。
この5年には『バブル景気』の崩壊時期が入るが、物質的な生活水準が満たされ、消費が趣味や嗜好に合わせて多様化した時代。景気が後退し始めた後も、バブル期の享楽的な気分は残っていて、市場にはバブリーの余韻が続いていた。

『バブル景気』は、1986年(昭和61年)12月から1991年(平成3年)2月まで(51ヵ月間)とされる。
『バブル崩壊(期間)』は、1991年(平成3年)3月から1993年(平成5年)10月までの景気後退期を指す。

トマト銀行
トマト銀行 1989年(平成元年)
岡山市に本店を置く地方銀行。銀行名でのカタカナ表記、しかも野菜名をそのまま拝借するという異例のネーミングだったが、トマトのみずみずしく新鮮で、明るく健康的なイメージが、目指すべき企業イメージとピッタリ合うとして名づけられた。

東急Bunkamura
東急文化村 1989年(平成元年)開業
日本初の大型の複合文化施設。コンセプトは、「太陽を求めて、西から東へと文化が流れていく街」。文化の種を蒔くとして、豊かな農村をイメージ。施設内も「シアター・コクーン(=繭)」や「オーチャード・ホール(=果樹園)」など、村を連想するネーミングとしている。

セルシオ
トヨタ 1989年(平成元年)
アメリカで発売したレクサスLS400の日本名。世界と肩を並べるブランド力の強化を図るため、ラテン語で至上・最高の意味をもつCELSUS(セルサス)に基づく。

キリン一番搾り
麒麟麦酒 1990年(平成2年)発売
「日本人の好みを極めたビール」として開発し、選び出されたのが、「一番搾り麦汁だけでつくるビール」。“一番搾りR製法”とは、ビールの素材の麦から最初にこぼれる、うまみの詰まった“一番搾り麦汁”のみでビールをつくる製法のことで、これをネーミングとした。

日清ラ王
日清食品 1992年(平成4年)
従来のカップ麺の「乾燥麺」ではなく、レトルトパウチされた「生タイプ麺」。ラーメンの王様として、ラ王のネーミング。


posted by ラパンアジルblog at 10:10| 商品力 | 更新情報をチェックする