2012年03月12日

高校生の家庭科課題

いまやっている勉強の目的はなんですか? という考えなしに授業を受けてしまいがちな学校教育。あまり興味を持てない課題を与えられたときでも、着実に熱心に課題と取り組めるような生徒はたぶん少数派と思う。

例えば、これは家庭科課題のフェルト絵本の作りかけ。高校2年生の息子は家庭科の授業中にどれほど呑気に作っていたのか、4月から11ヵ月たった3月でもまだ完成までに時間がかかりそうな進捗状況にある。

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ところが作っている本人を観察すると、大して嫌がっているようには見えず、むしろ楽しむ気配もあって、そばで見ていたら、「この月を開くと太陽になる」とか「白鳥の首を持ち上げると虹になる」と、うれしそうに説明してくれた。

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このフェルト絵本は、設計図とフエルトや色糸などが一袋に入っていて、これを作る間に、図面をフェルトに写す、フェルトを形に切る、アップリケする、重ねて縫う、縫い合わせて組み立てるなどの裁縫スキルが身に付くようになっている。ほつれ難いので端の始末がいらないフェルトが扱いやすく、色もカラフルできれいなので、とても良い教材だと感じた。
その一方で、家庭科として精神面の目的を示したりしているのだろうか?とも考えたので、尋ねてみると、「提出しないと家庭科に点が付かない」と答えが返ってきた(>_<)。

UDコーディネーター視点で見れば、「明確な目的」を持てていない残念な答え。
近所の保育園、遠隔地の子供、将来の自分の子供など具体的にプレゼントする相手を設定する等が出来れば、より楽しく1年間の制作時間に励めたのではないか。
<生徒自身が課題の目的を理解して取り組める>ことの大切さを思った。

ラベル:人間観察
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posted by ラパンアジルblog at 14:35| Comment(0) | 目的意識 | 更新情報をチェックする
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