2020年08月26日

平成ネーミング

平成ネーミング振り返り
日本ネーミング協会の会報に寄稿した「平成ネーミングの振り返り」は、平成時代を5年ごとに区切り、気になるネーミングをノミネートしたが、書き足りないところが残ったので、こちらで書き足し再掲します。

平成元年(1989年)から平成5年(1993年)
昭和64年1月7日 昭和天皇が崩御、1月8日に平成と改元された。
この5年には『バブル景気』の崩壊時期が入るが、物質的な生活水準が満たされ、消費が趣味や嗜好に合わせて多様化した時代。景気が後退し始めた後も、バブル期の享楽的な気分は残っていて、市場にはバブリーの余韻が続いていた。

『バブル景気』は、1986年(昭和61年)12月から1991年(平成3年)2月まで(51ヵ月間)とされる。
『バブル崩壊(期間)』は、1991年(平成3年)3月から1993年(平成5年)10月までの景気後退期を指す。

トマト銀行
トマト銀行 1989年(平成元年)
岡山市に本店を置く地方銀行。銀行名でのカタカナ表記、しかも野菜名をそのまま拝借するという異例のネーミングだったが、トマトのみずみずしく新鮮で、明るく健康的なイメージが、目指すべき企業イメージとピッタリ合うとして名づけられた。

東急Bunkamura
東急文化村 1989年(平成元年)開業
日本初の大型の複合文化施設。コンセプトは、「太陽を求めて、西から東へと文化が流れていく街」。文化の種を蒔くとして、豊かな農村をイメージ。施設内も「シアター・コクーン(=繭)」や「オーチャード・ホール(=果樹園)」など、村を連想するネーミングとしている。

セルシオ
トヨタ 1989年(平成元年)
アメリカで発売したレクサスLS400の日本名。世界と肩を並べるブランド力の強化を図るため、ラテン語で至上・最高の意味をもつCELSUS(セルサス)に基づく。

キリン一番搾り
麒麟麦酒 1990年(平成2年)発売
「日本人の好みを極めたビール」として開発し、選び出されたのが、「一番搾り麦汁だけでつくるビール」。“一番搾りR製法”とは、ビールの素材の麦から最初にこぼれる、うまみの詰まった“一番搾り麦汁”のみでビールをつくる製法のことで、これをネーミングとした。

日清ラ王
日清食品 1992年(平成4年)
従来のカップ麺の「乾燥麺」ではなく、レトルトパウチされた「生タイプ麺」。ラーメンの王様として、ラ王のネーミング。


posted by ラパンアジルblog at 10:10| 商品力 | 更新情報をチェックする