2012年08月29日

利用者のこと

UDエンジニアリングで行う調査のなかで重要なリアル・ユーザー・テストには9つの成立条件がある。*日本ユニバーサルデザイン研究機構「リアル・ユーザー・テストの成立条件Ver.1.1」
そのひとつは、
1. 実利用者が被験者である。
というものなのだが、この「実利用者」について考えたい。

調査でいう「実利用者」は、その製品やサービス(以下にて、製品はサービスを含む)を利用する一般の利用者(ユーザー)のこと。
一般とは、製品に関わる人でないこと。つまり、その製品の製造や販売に関わる人でない、また、その製品のコンペティターの製造や販売に関わる人でない、また、調査やマーケティングに関わる人でないこと。
利用者とは、その製品の利用者であること。調査設定条件によって、調査対象の製品の利用者、また、その製品のコンペティター製品の利用者ともなる。

例えば、
ある産地の昆布を一般家庭で使ってもらいたいが、ネット販売では一般家庭の利用者がなかなか増えてくれない、このネット販売の問題点を調査する場合の対象者を<昆布を使って料理する人>とする。
対象者を抽出するためウェブアンケートを行い、<昆布を使って料理する人>を探し、<昆布を使って料理する人>の中から調査協力が可能な人を探し、メールや電話で協力を依頼するが、このやり取りの間、対象者に予断を持たせることなく、日常的な生活を維持する中で自然な形で調査に協力してもらえるよう配慮しなければならない。
ここで適正な実利用者に参加してもらえるかが、調査上の重要条件の半分を占めている。


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このブログは、フィールド調査とユーザー調査を基軸に、効率良いオーダーメイドの研究・開発支援サービスを行う、株式会社ラパンアジル 寺内美知子が書いています。
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