2017年10月18日

キューバに嵌る

「ドライビングミスデイジー」「八月の鯨」「グラントリノ」・・共通点は高齢者が主人公の映画であること。
さて秋の夜長に、「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」(監督 ランダ・ヘインズ)の存在を知って、観た。
そして、ハマった。
なんていい映画なんだろう、と3回観たけど、まだ観たい。

ロバート・デュヴァルがダンスするラストシーンは胸に沁みる。
町のパーティーで、ひとり身のロバート・デュヴァルが手を差し出すと、きれいな高齢女性がパートナーになる。老婦人は本当にスイートなきれいな女性で、観ている私は「ああ良かった、こんなにきれいな人と踊れて」と思ってしまうのだ。
きちんとした生活を自分に課してきたことがわかる美しい老人、今ある時間を楽しむができる老人なのだと見せてくれるダンスシーンなのだ。

そういえば、このダンスシーンの音楽を私は知らない…何?と、ダンス音楽にも惹かれて調べ、Trio Matamoros の「Lagrimas negras」を知った。
そして今度は、少し古いキューバの音楽にハマった。
「Buena Vista Social Club 」。2000年頃だったか、カーラジオで聞くことがあって、気になっていたんだっけ。今回は嵌った。

ヴィム・ヴェンダースのドキュメンタリー映画「Buena Vista Social Club」の中では、曲が波の音をバックに流れ続けている感じ。
もうとめどなく自分の「好き」が繫がってしまうのだった。

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2017年04月29日

GRID 働く環境

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ヘリウム、原子番号2、元素記号 He。軽いガスで、気球や飛行船のガスにも使われる。
オキシゲンは酸素、原子番号8、元素記号 O。
で、なに?と思うかもしれないが、これは「会議室名」です。
なんだか、新しいアイディアが生まれそうな会議室に思えます。

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ここに来ると、床や仕切りの素材感にもワクワクさせられるのです。

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仕事もミーティングもオープンです。

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キッチンもある、図書室には潜り込んで読める2段ベッドもある、子供部屋もある、そういう会社。

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玄関には<ON THE GRID OFF THE GRID つながろう、自由になろう。>とありますが、
会社と個人、経営者と社員、クライアントとクリエイター、社員と家族、大人と子供、休日と平日、夜の時間と朝、などなどいろいろなオンとオフが繫がって重なって、自由な生き方が生まれるといい、と本気で思えます。

GRID https://grid.tokyo.jp/
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2016年09月10日

感性工学会大会

9月9日(金)から11日(日)日本女子大学目白キャンパスにて第18回日本感性工学会大会が開催された。
キャンパスの大きなクスノキの根元に建物名を示す看板。百年館、八十年館、七十年館の建物名が大学の歴史を感じさせ良い感じ。建物の入り口辺りには広岡浅子のポスターなど掲示されていた。

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2015年09月03日

飛躍する考え

9月1日から3日に第17回日本感性工学会大会が文化学園を会場に行われた。
豊富なプログラムの中に坂部三樹郎さんの特別講演「ファッションデザインと感性」があり、若いデザイナーの坂部さんが感性についてどう捉えているかと関心を持った。
坂部さんはアントワープ王立美術アカデミーを主席で卒業して話題になった人。アントワープ王立美術アカデミーは90年年代に「アントワープの6人」が脚光を浴びてからファッションデザイナーを輩出する有名校になったが、もともと伝統のある芸術学校で、かつて短期間、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホも在籍したといわれる。
 私は90年代後半にベルギー国内でフランドル絵画を見る旅行をしたことがあり、アントワープの著名な女性シェフのレストランで食事をしていたところ、隣席に着いたのが王立美術アカデミーの教授陣だった。その時に見たおしゃれな雰囲気は強く印象に残っている。
伝統と斬新なものがミックスしているのが魅力的なアントワープで学んだ坂部さんが、ファッションと感性についてどんな捉え方をしているのか話を聞くのが楽しみだった。

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話を聞いて良かったと思ったことは2点あった。
ひとつは、「ファッションはその時その瞬間を感覚で捉えるもの」という考え。
これは作り手と着る側のどちらから見てもそうだと思えた。
カール・ラガーフェルドはファッションに一番大切なものは何か?と聞かれて、「フレッシュさ」と答えたそうで、これを坂部さんは「新しいとは違う、その場で感じるもの。直感。」と表現した。
もうひとつは、「ファッションは論理通りにはいかない」という点で、コンセプト通りに進めれば進めるほど、面白いからは離れていく、ということ。
ファッションでは、コレクションの発表のために大人数が共同作業で膨大な時間をかけて準備するが、ショーが始まる直前に、デザイナーが作品にハサミを入れて、ラインを変えてしまう、ということが起きるのはここに理由がある、ということ。
これはファッションに限らず、モノ、コト作りに共通したことと思えた。

感覚で捉える直感を大切にするということ、論理性からの飛躍が必要という点は、まさに「イノベーションを起こすには分析的だけではない飛躍が必要」ということと共通していて、興味深かった。

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2015年04月03日

自前

「広報活動開始」は3月1日以降、「選考活動開始」は8月1日以降とされた2016年度の新卒採用。
明星食品株式会社の採用情報サイトで公開されているマーケティング部長 中村武さんの発言に惹かれた。
中村さんは、<マーケティングは負けることが許されない戦い、部下をプロフェッショナルなマーケティング部員に育てているが、部員に対して「私の上司はマーケティングの本をいくら分読んだのか?と聞きます。冊数ではなく、金額で聞く。」>という話をされている。
いくら分読んだか、と問われたら、それを計るために、買って読んだ本を思い返すし、本の探し方、選び方を考えることにもなる。
金額を聞かれるとは、対象に対する熱意や思いを聞かれたことに他ならないから、答えを考える中で自分の仕事に対するあやふやさに気付く人もあるだろう。上司はそこを見ている。ほんとうに怖い上司とはこういう上司かと思う。

思い返すと私も上司から「自腹で食べる」よう教えられた。自分で選び、自分で支払い、自分で味わえばよく身に付くと。
自費で、他を頼らずに、自分の判断で選んだものは、なにごとでもよく見に付くということ。

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明星食品のサイト「キラリな先輩」は
https://www.myojofoods.co.jp/recruit/2016/interview/special_interview/

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2012年11月24日

丁寧に続ける

お寺発の食イベントとして有名な「暗闇ごはん」を主催するお坊さんの青江覚峰さんが料理本『お寺ごはん』を出版した。
<お寺の暗闇のなかでお坊さんが作ったごはんをいただく>という珍しいイベント「暗闇ごはん」では、視覚を遮断した環境を作って、日常生活でスルーしがちな“食べるっていったいなんなのだ?”という問いを食べる人に考えさせている青江さん。新しい本でどんなメッセージを発信するのだろうと期待して、本を手にとった。

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『お寺ごはん』は、1頁に1レシピ、カラー写真で99のレシピを紹介する新書版。カバー折り返しに<奈良の時代から、最も長寿な職業は「お坊さん」ってご存知ですか>と高齢化社会向けのキャッチーなコピーが書かれているが、読んでみると中は、しっかりと「ほとけの心」を伝える本だった。

料理僧 料理でほとけの心を伝える!

「だし」では、
  料理の前にだしをとると、
  謙虚で穏やかな気持ちになり、
  食材(命)と向き合う準備が整う。  とある。
「みそ汁」では、
  ずっとあとになっても、飲んだ人の心に
  温かく幸せな記憶がよみがえるよう、  とある。

そして、朝起きて顔を洗い、お経をあげてだしをとる日課を毎日繰り返すことで、「続けるとわかる」ものがある、というのだ。
日々続けるものは、我を鍛えもするし、支えもするし、気づかせてもくれる、という理解をしたが、これを得るには相当に丁寧な生活の仕方が求められる、でしょう!
「続けるとわかる」を得るには「丁寧」が重要。
本の中には「丁寧」「真心」という言葉が所々に使われているが、なぜに真心を込めるかといえば、お寺の料理は「身施」だから、とも知った。
「身施」は仏教の言葉で、身体を使って施すこと。
これを一般の生活で考えれば、日々の家事を家族のために行う主婦のあり方も「身施」と考えられ、丁寧な日々の「続ける」のなかに得られるものがあるのだ、とも考えた。

青江覚峰 著
ISBN-13: 978-4799312483
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
お寺ごはん
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