
雪や雨のシーンが美しい新海誠監督の新作「天気の子」
梅雨明け前に見てよかったと思うくらい、やっぱり雨が多かった。
代々木や新宿、池袋の雨、東海汽船の甲板にかかる荒波、親しい場所がどんどん目に入る。
その場所をスクリーンのなかに追ううち、不思議なことが起きてきた。
それはデジャブでもなく、追体験でもなく…
スクリーンのストーリーを追うのとは別に、描き出されたその場所でかつて起きた出来事を思い出しているのだ。
アタマの違う部分を2つ使って、いま流れるストーリーと、過去の私のストーリーを同時進行させる不思議な感覚。
見終わって、よかったナと思える映画だった。